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2012年12月

2012年12月15日 (土)

【イベント漂流記】荒木伸吾回顧展「瞳と魂」に行ってきました!

なんて運がよかったんでしょう。

荒木伸吾さんの回顧展「瞳と魂」に行くことができました。

普通なら「いいなあ・・・」と指をくわえてるとこだったんですが、ライブでちょうど東京に出ることになりましたので、行くことができました。

しかも平日なので静かにゆっくりと見ることができます。

会場は小学校の校舎だったものを使っているということで、階段が本当に校舎!

しかし、東京の学校には地下があるんですねぇ・・・。
びっくり。

教室の一室分がギャラリーになってまして、広くはありません。

また、すべての絵が原画ということではなく、写真をパネル加工されたものが半分くらい?

どんどん消費されていってしまった、日本のアニメ制作現場の実情を物語るようではあります。

まず入って最初に見るのが作品年表。

わかってはいるつもりでしたが、荒木さんがかかわった作品とともに私は成長しているんですね。

ジャングル大帝が大好きで、ソフビ人形をけっこう大きくなるまで大切に持ってました。

巨人の星で自分が観ているテレビ番組がいわゆる「アニメ」(当時はテレビマンガですよね。要するに人が動いているのではなく、絵が動いている)なのだと認識し(鈍すぎ?)、ダンガードAで「絵が美しい」と感じ、星矢で人生が変わった・・・。

大げさなようですが、そうなんです。

いわゆる荒木キャラは美形キャラとよく言われますが、物心ついたときから荒木さんの絵で育った私にとって、美しい絵とは荒木さんの絵だったんですね。

今日、肉筆の鉛筆画を拝見して、胸がきゅん・・・と痛くなりました。

今どきの絵ではなく、かつての少女漫画の王道的な美しさというのでしょうか。

整っていて、でも無機質にならずに暖かい血肉を感じさせる美しさ。

自分が最近の萌え系の絵に魅力を感じられない理由がやっとわかりました。

私の美しさの基準は、荒木さんの絵で基礎ができているからです。

最後に聖闘士星矢の一輝兄さんの肉筆画に至って、マジで涙が出ました。

ああ、この美しさに私は一喜一憂して育ってきたんだと。

当時のアニメは作画監督さんの力量で、同じキャラとは思えないほどその出来にギャップがありました。

星矢のときなんかは、前の週に敵の攻撃で吹っ飛ばされた荒木キャラが、落ちてきたらアミバのようなキャラになっていたりして(笑)

最近のアニメではこういう凸凹はあまり感じませんよね。

自分の好きなキャラが出てくる回の作監が荒木さんだと狂喜乱舞したものです。

過去の作品も今ではDVDなどで復刻されていますから、観ること自体は可能です。

でも、歌を聴くのにライブとCDではまったく違うように、絵も何かを通して見たものと肉筆画を見たのではまったく違うのです。

アニメですから、動いている作品を観てなんぼ・・・なのかもしれませんが、本当にあの鉛筆でざくっ、ざくっと描かれた絵から伝わってくる何か、ことばがうまく見つからないんだけども、力のようなものは、肉筆画を見ないと感じられないような気がしました。

もっともっとお元気で描きつづけていただきたかった。

どうか、現存する作品の数々は大切に保管しておいてください。

版権の問題等で、展覧会などという形で日の目をみることはないのかもしれませんが、荒木さんの描く作品は日本の宝です。

・・・あの一輝兄さん、連れて帰りたいくらいでしたよ。
こうやって日記を書いててもまた泣けてきた・・・。

余談ながら、荒木さんが鬼太郎の第4シリーズを担当なさってたのをすっかり忘れておりました。

記念館にも花を贈らせるべきだったわ・・・。ぬかった・・・。

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